主な収蔵・展示品
「サンリツ服部美術館」は、東洋の古美術に、西洋近現代絵画を加えた600点あまりの作品を収蔵しています。
東洋古美術のうち、絵画には、佐竹本三十六歌仙絵断簡のうち「大中臣能宣像」(重要文化財)などの大和絵や、俵屋宗達にはじまる江戸時代の 装飾性豊かな琳派の秀作、また中国宋元画や室町水墨画などがあります。
書蹟は、伝藤原行成筆「大字和漢朗詠集切」(重要美術品)などの古筆切や、兀庵晋寧、大燈国師の 墨蹟(ともに重要文化財)を含んでいます。
茶道具を中心とする工芸には、本阿弥光悦が嫁に行く娘に与えたと伝えられる「国宝 白楽茶碗 銘不二山」、古九谷色絵大皿の 数々、また優美な蒔絵などが含まれます。
さらに、西洋の近現代絵画ではルノワール、シャガール、テレスコビッチといった作家の作品を収蔵しており、多彩な収蔵内容となっています。
代表的な収蔵品
※これらの作品は常設展示ではございません。
展示予定については、展覧会のご紹介をご参照くださいませ。

国宝・白楽茶碗 銘 不二山 本阿弥光悦作
江戸時代

重要文化財・宗峰妙超墨蹟 霊徹字号
鎌倉時代

重要文化財・大中臣能宣像
(佐竹本三十六歌仙絵断簡)鎌倉時代