
展覧会名 |
陶芸 かたちとの出会い |
会期 |
2023年7月8日(土) ― 9月18日(月・祝)
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休館日 |
祝日を除く月曜日(ただし8月14日は開館)
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入館料 |
大人 1,100(1,000)円、小中学生400(350)円
( )は団体20名様以上の料金 |
概要 |
この度、サンリツ服部美術館では、陶磁器のかたちに注目した展覧会を開催いたします。
陶磁器は土や粘土をこねてかたちをつくり、焼き固めたものです。起源はいまだ明らかになっていませんが、古くは煮炊きのための鉢や貯蔵用の壺といった日用雑器が作られていました。その後、文明の発展とともに、素地の性質や用途に合わせた成形方法が次々と開発され、風土や時代の流行をかたちに取り入れた陶磁器が多く製作されるようになります。多種多様なうつわからは、道具としての使いやすさだけでなく、暮らしを彩るために陶磁器に美を追い求めた人々の姿も伺えます。
本展では、当館の所蔵品のなかから約40点の陶磁器を展示し、かたちや成形技法についてご紹介いたします。かたちを通して、人々の生活を支えてきた魅力あふれる陶磁器の世界をお楽しみいただけましたら幸いです。 |
主な出品作品 |
・重要美術品 「伯庵茶碗 銘 奥田」 江戸時代 17世紀
・「黄地青花花果文盤」 景徳鎮窯 中国・明時代 15?16世紀
・「色絵組紐文皿(鍋島)」 江戸時代 18世紀
・「青磁馬上杯」 龍泉窯 中国・明時代 17世紀
・「黒楽茶碗」 桃山時代 16世紀
・「鼠志野額皿」 桃山時代 17世紀
・「志野亀甲文茶碗」 桃山時代 16世紀
・「青磁貼花双魚文鉢」 龍泉窯 中国・南宋時代 13世紀 ほか |
音声ガイド |
本展では、お手持ちのスマートフォンまたはタブレットで音声ガイドをお楽しみいただけます。
ご利用は無料ですが、周囲に音が漏れないよう、イヤホンの装着をお願いいたします。イヤホンはミュージアムショップでも販売しております。(機種によりご利用いただけない場合がございます。)
音声ガイド機の貸出サービスは行っておりません。 |
同時開催 |
彼の地で描く、此の地で描く
特集:生誕120年 棟方志功
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同時開催会期 |
2023年7月8日(土)ー 2024年2月25日(日) |
同時開催概要 |
サンリツ服部美術館の服部一郎記念室では、1995年の開館以来、服部一郎(1932-1987)が収集した近現代絵画をご紹介して参りました。コレクションの中心は芸術の都パリを首都とするフランスの画家の作品ですが、フランスにゆかりのある日本生まれの画家の作品も多数含まれています。本展覧会では風景画を中心に、初公開8点を含む日本人画家の作品をご紹介いたします。
風景画は、ヨーロッパでは17世紀にジャンルの一つとして確立し、19世紀半ば以降に多く制作されるようになります。19世紀後半に日本で本格的に洋画が導入されると本場の絵画を学ぶために多くの画家が渡欧するようになり、彼らも現地で風景画を描きました。
本展の1章では、明治末期から昭和にかけてヨーロッパに渡った画家たちの、国外を描いた作品をご紹介いたします。続く2章では、日本人画家が日本を描いた作品を展示いたします。描かれた場所に注目して、日本の画家たちが風景をどのように表現したのかをご覧下さい。
また、生誕120年を記念して、コレクションのなかから棟方志功の作品を特集展示いたします。棟方は日本の風土に根差した宗教的な主題や、故郷青森への思いを力強い造形で表現し、国際的な評価を得ました。躍動感あふれる棟方の作品世界もお楽しみいただければ幸いです。 |
主な出品作品
牧野義雄 《ハイドパークサーペンタイン湖》
藤田嗣治 《冬のモンマルトル》
春日部洋 《アクロポリス》
鹿子木孟郎 《花》
香月泰男 《芒山》
鳥海青児 《花》
棟方志功 《?祭双飛神図》
棟方志功 《大知念輪大不動明王尊像》
棟方志功 《順々大鉢》 ほか